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保険でよく聞く用語について-「掛け捨て」と「積み立て」

よく掛け捨ては損とかと言いますよね?一体何がでしょうか?かけた保険料は契約終了と共にかえってこないから?

しかしながら、終身保険でも加入時期と保障内容によっては、保険金自体、支払った保険料に比べ安いものになる場合だってあるんですよ。前に少し話しましたが、例えば養老保険。コレは最近よくある死亡保障と満期の保険金額が同額なので、貯蓄としてはいいんですが、実ははじめは全くの「定期保険」と同じでかけた保険料は、いわゆる掛け捨て。はじめは契約者が死亡したときのみ支払われる死亡保険の比率が高く、しかし契約期間に応じ、満期に近づくにつれ保険満了まで生きていた場合のみ支払われる生存保険の率が上がる仕組みになっています。

これにいわゆる定期部分を強化した契約期間中死亡した場合、一定期間の保険金を受け取る額が多い定期保険特約付養老保険というのもあります。つまり掛け捨て部分を増やした養老保険というわけ。

掛け捨てというのは、保険会社がリスクを背負うかわりに保険金が、保険料に対し率が高く高額なものが多いですね。定期保険がそうです。短期間で死亡したとしても保険金は契約通り支払うようになっていますから。

しかしながら一定の保険料は下げるような見直しは出来ません。ココが積立と大きく違うところでしょうか。

ちなみに保険料というのは一体どのように計算しているのでしょう。

収支相当の原則という難しい言葉があります。これは生命保険では人間の生死に関して、加入者同士が経済的に互いに援助し合う仕組みですから、預貯金とは根本的に仕組みが全く違います。収支は契約者全体、契約者の支払う保険料総額と保険会社が受取人全体に払う保険料の総額が等しくなるようになっています。これが収支相当の原則

最近の未払い問題で大きく取りざたされているのは、このバランスがおかしな事になっていることをお役所から指摘されたわけです。別に肩を持つわけではありませんが、医療保険の申請の事による行き違いなどが原因として上がっていますね。

話がそれましたが、保険会社としては定期保険というのは、加入者次第で保険料が決まるといってもいいかもしれません。



たとえば1000人の40歳男性が等しく2、000万円の死亡保険に加入していたとすると、(1年契約)死亡率は1000分の2と仮にしておきます。

一人当たりの保険金が2000万で一年間2人の死亡率だと死亡保険金総額は、
2、000万×2人=4,000万となります。

コレを等しく契約者で負担しますと4,000万円÷1000人ですから、保険料は4万円となります。

従って保険料総額は4万× 1000人で=4,000万円となるわけです。


保険会社の収入と保険金総額も4,000万で等しくなっています。実際のところ年令によって死亡比率は変りますよね。20代と比べ60代がどちらが大病にかかるとか考えれば判るかと思います。この予定死亡率と、保険料の運用によって得られる収益を予定し一定の利率で保険料は割り引かれ(予定利率)、保険事業の経費などを予定しコレを組み込んで計算します。(予定事業費率)

掛け捨てとは、保険に限っては、保険料に対し死亡保険金が厚くなる(高額になる)のが普通です。そのかわり契約終了時、保険料は契約者に返ってくることはありません。

積み立てというのはどうでしょうか。ほとんどが長期契約で満了になるまで契約者がいきていれば保険金が支払われます。しかし一般に「掛け捨てじゃない」とか聞いても、それがどうなのか・・なと思うことでしょう。

積み立てたって、同じじゃないの?・・って。確かに積み立てた分だけ、契約満了時帰ってくるならそう思うかも知れませんが、養老保険のように保険金と同額のものが受け取れるようなものもあります。

積み立ての中には「配当」と呼ばれるものが加わります。 配当というと株券などや貯蓄を思い描きますが、保険会社の”配当”とは剰余金のことです。

剰余金とは予定死亡率によって見込まれた死亡者数よりも、実際の死亡者数が少ない場合、まあ表現がちょっと”ナン”ですが、それにより利益が生じます。それと予定利率によって見込まれた運用収入よりも、実際の運用収入が多い場合に生じる利益と、合わせて費差益といい予定事業比率によって見込まれた事業費よりも、経営努力などで実際に事業費が少なくて済んだ場合に生じた利益、これらが配当となり契約者に返ってきます。



配当金は、保険の種類と性別、契約年令、払い込み方法(回数)とか経過年数や保険期間、保険金額によって異なりますが、その性格上このお金を保険会社は自社利益には出来ないようになっています。これはあくまで契約者間の公平を期するものとなっているそうです。配当金は毎年だったり、3年ごと、5年ごとなどがあり、通常は3年以上経過してその実績を積まないとなりません。

こうして考えてみると、やはり積み立ての方は、自然と超長期契約の保険が前提であり、掛け捨ては損保のように、毎年、あるいは特定期間に多額の保険金が、「もしもの場合に必要になるので」加入したいと考えるものなのかも知れません。

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