保険でよく聞く用語について-特約

保険について、よく判らない言葉”特約”について。

特約と一口に言っても色々ありますよね?しかし、生命保険を考えるとき、それはとてもはっきりしています。なぜなら特約とは、契約者が生存中受けることの出来る給付金についてのものであり、生命保険は基本的に契約者が死亡しなければ、保険金は支払われません。生命保険とはつまり「死亡保険」。

特約は給付金であり、生存中に支払われるものは全て給付金です。
死亡したとき支払われるのが保険金。


どうでしょうか?非常にはっきりしていますよね?

最近目立つのは医療保険。実はコレは特約のことであり、「医療保険」のみの加入は出来ません。ガン特約、3大成人病、入院保険などもそうです。

定期保険のような掛け捨ての保険の場合、あるいは損保でいう障害者保険など、これらは死亡保険のなかの保険金の比率を変え、生存中の給付金の割合を変化させたものです。

損害保険は基本的に、加入者がもらう保険金ではありませんよね?しかし自損事故などを起こした場合でも、「お見舞い金」の様なかたちで支給されることはあっても、それは保険金ではありません。あくまでも、相手に死亡や損害を与えた場合に支払われるのが保険金です。

給付金というのは、いわば保険金の一部を取り崩して支払うようなもの。掛け捨て保険のような場合には、契約者同士の公平をはかるため、給付金を受け取る場合には終身保険なら審査がある場合がありますし、自動車保険の損保であれば、必ず免責金というのを支払います。これは、保険会社が給付金を支給するかわり、それ以後の給付請求の責任をとらない、つまり「給付金払ったので、これ以上の請求はダメですよ」ということになるわけです。

ココに誤解が生じやすいと思いますよね?あくまでも「備えであって、保険の基本的性質ではない」事に注目して下さい。

通販保険のところでもいいましたが、この特約をああした保険会社が増やすのは、じつはよく見ると「死亡保障の率が低い」事に気がつくはずです。特約は生きてる間に支払われるものでしたよね?つまり、全体からすれば保険金としては普通の範囲、つまりもっと多いはずですが、実は生前給付に重点を置いているため、使わないで満期なると、(場合によっては、全く使わないで死亡する場合も有りますよね?)もらえる金額は、この給付金を差し引いた保険金と思って差し支えありません。

養老保険死亡4000万というのがあった場合、継続し満期になるとそれは掛け捨てと、積み立てが相殺され同額になるとは前回書きました。

しかし給付金を使えばその分結局保険金は減っていくのと同じようなものです。

しかもそれが年をとってからなら、まだ満期近くなっているなら、別に対したことでもありませんが、保険加入から数年で給付を受けたら、その後死亡しても何もなくなる可能性はあります。例えば死亡時200万としている場合でも、入院日数が伸び、且つ手術代が足らない場合(このケースは非常に多いんだそうです)、この保険金に手をつけないと間に合わない場合もあります。

時代が変り、加入当時の計算では足が出ることもあるのです。

特約はあくまでも保険の特別の約束事であり、本来保険金とは関係有りません。ようは保険金というものではなく、「お見舞い金」の様なもの。ココを勘違いされやすいのです。

保険金が運用次第で増える場合がありますが、しかし一度給付を使うとその減って分での運用になりますから、配当は当然減ります。途中解約をすればそれはそのまま契約者本人の損となってしまうのです。使った分のこった金額での運用となるわけですから。

今では寿命が延びて、平均寿命で女性は90歳近いとこまで来ていますよね。とすると、保険契約が満了になっても、男女ともその後20年くらいは生存している可能性が高いのです。

そう考えたとき、若いときに必要ではなかった医療保険、が必要になるかも知れませんし、養育費などのために特約にはいっておいた方がいい場合も出てきます。

家族の場合、妻の生活費+養育費など、もしものタメに備えが必要になるということです。つまり使わないことに越したことはないが、寿命が延びた分、老後は介護が必要かも・・・などという心配が出てきます。そのため、一定期間後に老後のことを考え、保険を見直すときがやってくるのです。

特約というのは、生存時にもらえる給付金。

そしてそれとは別に契約して一定期間生存したときに支払われるのが、生存保険といい、コレがいわゆる年金保険、貯蓄保険といわれるもの。根本的にこちらは、一定期間に達しないと保険金は支給されません。あくまで契約期間中無事であれば支払われるわけです。


従い特約とは死亡保険など、損害が発生した場合対して支払われる保険金のある「保険」につくわけです。そもそも保険金の額が大きいですし。

死亡保険とは死ぬまで、保険料を払うものですが、コレに定期保険を特約としてくっつけた定期特約付終身保険というものがあります。この場合の特約も、本来死亡保険金は終始始まりから終わりまで変りませんが、コレに定期分を上乗せして、有る一定期間だけ死亡保障を厚くしたものです。例えば、養育費、住宅ローンなどを抱えたまま、旦那さんが死亡した場合、とてもじゃないが生活していけない場合があります。
そういった人生の中でもっとも出費を強いられる時期に的を絞ったのが、この保険です。


この場合の特約は、先ほどの給付とは意味が違います。

入院で働けなくなったとか、どうしても介護が必要なとき、もしくは老後の暮らしのために、保険金を切り分けて使う必要が出てきたわけです。

仮に、私が20代の時、死亡時5,000万円の終身保険にはっていて、まだ未婚だとしても、結婚、子供が出来て、更にマイホームを買ってとなると、一家の大黒柱が倒れてしまったら・・と考えずにはいられないでしょう。

しかし、若いとき将来が心配といって特約を増やしても、保険料が高く、払っていくだけで精一杯かも知れません。しかし40代になり子供が大学へいくようになったとしたら、多少無理をしても将来のために貯蓄や、老後を考えるでしょう。

そして老後自分がもし介護が必要になったら・・・。

つまりその時々の責任の重さと有る程度将来の見通しがつくころが、特約など保険の見直しの時期といえますし、若いときの特約は、その仕事において自分に降りかかる事故、病気などに対しての、経済的耐性がどれほどあるかといった程度くらいで、若いときから介護などの特約をつけるのは意味がないかも知れません。

保険が長期に渡れば、将来的無事であれば保険はそのまま財産として残ります。
しかし現代ではむしろ平均寿命が長い分、死亡保険のメリットは薄れてきたと思います。

ですから特約により、生存中の備えとして、他に貯蓄としての保険にべつにはいっておくというのが、賢い選択のような気がします。

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